子育て中のパパママが参加するツイオフとは?子育て界隈のTwitter文化を探る

先日ご紹介した通り、Instagramでは子育てママがよく使う決まったハッシュタグがありました。Twitterにもそういったハッシュタグがあるのですが、それ以上に気になるのが「ツイオフ」。この単語は、子育て界隈から生まれたものです。今回はこのツイオフをはじめとする、子育てパパママ周辺のTwitter独自の文化を探っていきます。

「ツイオフ」とは?

数年以上前からSNSにどっぷり浸かってきたみなさまは、「オフ」と聞くと「オフ会」すなわちオンラインに対してオフライン、ネット上で出会った人と直接会うことを想像するかもしれません。しかし、「ツイオフ」は違います。オフとついていますが、どうやらTwitter上で完結するようです。

ツイオフと検索すると、ほとんどが育児関連であることがわかります。

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そして、ほとんどが同じ年・月に生まれた子どもを育てるパパママで実施しているようです。ツイオフのアカウントIDは「生年月_baby」。そもそもハッシュタグ「#生年月_baby」で、その年のその月生まれの子どもを表すようで、同じ年・月に生まれた子どもを育てるパパママ同士がTwitter上で繋がる(フォロー・フォロワーの関係になる)のに使われています。

一番上に表示された「2019sep_babyツイオフ」を元に、ツイオフとはいったいどのようなイベントなのか、詳しく見ていきましょう。

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これは、「2019sep_babyツイオフ」アカウントの最新投稿です。
ツイオフは毎月決まった時間(この2019sep_babyツイオフであれば、毎月9日の9:00〜22:00)に実施されます。

参加したい人は、指定されたハッシュタグを用いてツイートします。不安なことも多い子育て中、悩みや相談を呟いている方が多いようです。
そのハッシュタグのついたツイートを、ツイオフアカウントがリツイート(拡散・共有)することによって、直接はフォロー・フォロワーとして繋がっていない他の子育て中のパパママにも認知されることができる、というハッシュタグキャンペーンに近いものとなっています。

ママ垢(子育て中のママのアカウント)の暗黙の了解

子育て中のパパママ(特にママが多いようです)は、子育て専用のアカウント、通称「ママ垢」を使っている方も多いです。ママ垢では、アカウント名に暗黙の了解として、推奨されていそうなことがいくつかあります。

@ の後ろに月齢を書く

そもそも、アカウント名に「@」を付けて、何らかの属性・補足を書くというのは、子育て界隈に閉ざした文化ではありません。例えば「@プログラマー」「@〇〇推し」「@ミルクティー好き」など、目立たせたい自分の属性を書いているアカウントはよくあります。

ママ垢においては、この@の後に子供の月齢を「2y1m」(2歳1ヶ月)のように短縮して書いている方が多いようです。

®︎ はタメ口OKの記し

「ニックネーム®︎@1y6m」のように、ニックネームの後ろに商標マークが付いているアカウントも多く見かけます。この商標マークは、そのまま商標登録されているという意味ではなく、タメ口OK(=敬語で話しかけなくていいよ)という意味のようです。

決してデータがあるわけではないのですが、Twitterを長年使用してきた筆者は、子育て界隈以外で見たことがない使い方で、なるほどなと思いました。

おわりに

Twitterにおける、子育てパパママ周辺の文化をご紹介しました。
ツイオフという同じ日に同じハッシュタグを使用してつながるという文化が既にできているので、子育て中のパパママの不安や悩みを解消する、パパママ同士が繋がれる設計でツイオフを実施することで、企業さまのブランド価値を高める方法もあるかもしれませんね。

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