ペットシーツに踏み台、S字フック。パパママが子育てで役立った「意外な」アイテムと使い方

ベビーカー、幼児用エプロン、食べ物を口に入れやすい大きさに切るフードカッターなど、パパママを助けてくれる様々なアイテムがあります。しかし中には、一見すると子育てと関係がないのに、「実は役立った」というものも! そんな意外なアイテムを、使い方とともにご紹介します。

授乳で「腕が限界…」。ママを助ける踏み台

ペット用トイレシート

オムツ交換時には床が汚れないようにおむつ替えマットを使うパパママもいると思います。でも赤ちゃんはおむつ交換途中におしっこやうんちをすることがり、マットが汚れてしまうんですよね…。特に緩めのうんちが背中に回ってしまう「背中漏れ」ではオムツも肌着も汚れるので、服に加えておむつ交換マットの漂白と洗濯をしなければいけなくなります。

そんなときに役立つのが、ペットシートです。ペットの排泄時に使うので、吸水力、消臭力に優れていますし、排泄物が床にしみにくい加工がされているのも心強いです。何よりも使い捨てなので、シートがどんなに汚れても洗う必要がありません。また子どもがお腹の風邪を引いて吐きそう場合は、枕元にシートを敷いておくと片づけが楽になります。

踏み台

個人差はありますが、例えば母乳の場合、1日の授乳回数は8回~10回ほどと結構な頻度です。さらに、左右バランスよく与える必要があり、1回の授乳に20〜30分くらいはかかります。動く赤ちゃんの重い頭をうまく支えながら、このスケジュールをこなすママの腕は、とても疲れてしまいます。

授乳をできるだけ楽にするには、赤ちゃんを支える腕を固定してできるだけ腕に力を入れずにポジションを整えることが大切。そのために授乳クッションが役立つのですが、それでもまだ赤ちゃんの位置が安定しない場合が多々あり、そんな時に活躍するのが踏み台です。

使い方はこうです。赤ちゃんの頭を支えている腕側の足を乗せ、膝の位置を上げます。そうすると赤ちゃんを支える腕とひじとの隙間が埋まり、腕の位置を固定できます。ホームセンターや100円ショップで手に入ります。

IMG-4296赤ちゃんを枕で再現してみました。ご覧の通り、頭を支える左腕の位置が上がり、胸に近づいています。

小型ライト

夜中に授乳やおむつ交換をする時、枕元に置けて場所を取らない小型のライトがあると便利です。室内照明を点けると明るすぎますし、スマホのライトだと片手が塞がってしまいます。スイッチがタッチ式だと指でさっと触れて点灯・消灯ができます。暗い環境でスイッチの位置を差がなくてすみます。 

チャック付きのお菓子袋も活用できる

S字フック・カラビナ

S字フックの場合、S字の片方にスーパーの袋の持ち手をかけるか縛るかしておき、もう片方をズボンのベルト通しにかけます。これで簡易的なポータブルごみ袋の完成です。とはいえ、S字フックだとポケットにかけるだけなので、体を激しく動かした時にフックごと落ちてしまうことがあります。

しかしカラビナであればズボンのベルトを通す部分に固定できるので、落ちません。カラビナとは固定具の一つで、金属製の留め具のあるツールのこと。登山でよく使います。アウトドアが好きなパパママなら既に持っているかもしれませんね。

子どもと公園に行った時、近くにごみ箱がなくて困ることがあります。このやり方ならごみ箱を探す手間が省けますし、ごみをすぐに袋に捨てられ、いつまでも手で持たずに済むので衛生的です。両手が空くので子どもと手をつないだり、かばんを持ったりもできます。ごみ袋以外に、子どもが拾ってくる木の実や葉っぱの保管袋にも様変わりします。

IMG-4265ちなみにこれらのやり方は現役の保育士から聞きました。いちいちごみ箱まで捨てにいけないので、即席でポータブルごみ袋を作っているそうですよ。

チャック付き保存袋

濡れたタオルや鼻水を拭ったティッシュ、泥がついた洋服などを入れてチャックをしておけば、水気や汚れが漏れるのを防げます。ごみ箱がなく、やむを得ずカバンに入れておく場合でも、チャックをしているので他の物に汚れがつかずに済みます。スーパーの袋やビニール袋よりも丈夫で破れにくいのも嬉しいですね!

他にも肌着や服を畳んで閉まっておけば、衣類入れとしても機能します。幼稚園や保育園では、着替えのストックとしてロッカーに入れておくこともできます。

また、チャック付きのお菓子袋も活用できます。お菓子が湿気ないようように加工されているため密閉性があるし、丈夫につくられていることが多いので破れたり、穴が空いたりするのを防げます。お菓子を食べた後は捨てずに、洗って保存しておくとよさそうです。

どんぐり、石、花。子どもの収集物を受け止める”アレ”

Conobieでも、子育てで役に立ったアイテムをライターが描いています。例えば、2児のママであるまりおさんは、記事の中で「大きなポケットがある服」の魅力を紹介しています。

まりおさん記事キャプチャ


突如現れるどんぐりスポットに備えているのです。どんぐり、まつぼっくり、石、花、木の枝、使用済みティッシュを入れるためのポケットです。ビニール袋も持ってるんですけど、どんぐりの先端で穴がよく空いちゃうんですよね。

おしり拭きは長く使えるアイテム

上で紹介したアイテム以外にも、「離乳食の時にテーブルに置いた食器がずれないように敷いた滑り止めマットに助けられた」や「おむつが外れた後でも、手拭きや食べこぼし拭きにおしり拭きを活用している」といった意見が寄せられました。おしり拭きのように、本来の用途で使われなくなった後も長く活躍するアイテムもあることもわかりました。

子どもやパパママ向けに作られていない製品でも、このように子育てに役立つことがあります。自社の製品の使われ方を調査すると、新たなターゲットが生まれるかもしれませんね。

(文:そのべゆういち)

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