いつでもどこでも清潔に。子育て家庭の殺菌・除菌対策は?

コロナ禍によってさらに高まった「除菌、殺菌」への意識。乳幼児のいる子育て家庭では、家の中でも外でも「手軽にできて子どもの身体にやさしい除菌・殺菌グッズ」へのニーズが増しています。

ウイルス本番の冬に向けて「殺菌・除菌」

世界を巻き込んだ新型コロナウイルスの流行に加えて、冬は季節性のウイルス性感冒とインフルエンザの流行も予測されています。感染症予防対策として政府主導で「三密」「手洗いなどの手指衛生」が喧伝されたこともあり、「除菌」「殺菌」への意識は、従来よりも一層高まりました。

調査会社の富士経済が家庭用衛生関連用品の国内市場を調査・分析した結果によれば、2020年の家庭用衛生関連用品(マスク、ハンドソープ・固形石鹸、手指消毒剤、アルコールスプレー・除菌剤、ウェットティシュ)市場は前年比5.6倍、手指消毒剤市場は同7.5倍と、需要が急増したことがうかがえます。

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出典:富士経済グループ2020年11月16日「家庭用衛生関連用品 5 品目の 2020 年の市場を調査」

昨今は感染状況が落ち着いてきたことから、市場はやや伸び悩んでいる様子もありますが、手指消毒剤市場は、以前より子どもの感染対策への意識が高い子育て家庭が中心であることから、今後も子育て家庭では手指消毒剤など除菌・殺菌グッズへのニーズは高く、手指消毒剤による除菌・殺菌が習慣化・定着していくものとみられます。

「出産」をきっかけに高まる除菌意識

乳幼児のいる家庭では、大人と比べて免疫力が低く病気にかかりやすい、子どもの除菌・殺菌対策について気になる家庭が多いようです。

「エリエール」ブランドで知られる大王製紙株式会社が行ったアンケートでは、10歳以下の子どもを育てる家庭は、子どものいない家庭と比べて、「部屋の中に菌がいることが気になる」と回答した割合が高く、うち8割は「子どもの出産をきっかけに意識が高まった」と回答しています。また、意識の高まりから、子どもが遊ぶおもちゃや、子どもが使う食器・家具などについて、「積極的に室内の除菌を行うようになった」という回答が全体の6割以上にのぼりました。

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出典:大王製紙株式会社 2015年12月9日「小さなお子さまを持つママの「除菌」に対する意識・実態調査」

このことから、子育て家庭では子どもを中心にした「除菌・殺菌」対策が取られていることが分かります。一方で、除菌対策をしている家庭の7割以上が「十分に除菌ができているか自信がない」と回答しており、その理由として「子どもがすぐ汚す」ことのほかに「使い勝手がよく手軽に除菌できるアイテムがない」を挙げています。乳幼児はいろいろなものを口に入れるため、「除菌グッズ選びのポイント」として「身体への害が少ないこと」が上位に挙がっていることから、安心・安全な除菌グッズへのニーズがあることも分かります。

除菌・殺菌グッズを使って子育て

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哺乳瓶の殺菌や「おしりふき」など、室内で行う除菌・殺菌に加えて、公園で遊ぶときやお出かけなどの外出時も除菌・殺菌対策は欠かせないものになっています。

株式会社赤ちゃん本舗が行ったアンケートによれば、「赤ちゃんを連れて外出する際の衛生対策」として、全体の4割以上が「除菌ジェルやシートでこまめに拭く」ことを挙げています。屋外、屋内かかわらず、除菌・殺菌を行える手軽で使い勝手の良いグッズへのニーズが高まっているとも言えます。どこにいても、赤ちゃんを感染症から守るために、安全・安心素材の除菌・殺菌グッズを、子育て中のパパ・ママは求めています。

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出典:株式会社赤ちゃん本舗 調査「赤ちゃんの衛生対策について」

まとめ

子育て家庭で常にニーズの高い除菌・殺菌グッズ。子育てファミリーは、除菌・殺菌対策を行いながら「今使っているもので本当に良いのか知りたい」「今よりすぐれたものがあれば使いたい」と考えています。例えば、「除菌グッズ 子育て」というキーワードでネット検索すると、除菌・殺菌グッズの「おすすめ〇選」や「紹介」など、いわゆる「まとめサイト」が数多く見つかりますが、多くの情報が溢れている中で、信頼できる手段で子育て世帯へ情報を届けることが必要です。

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