パナソニック「ベビーモニター」PRにコノビーが貢献
コノビーでは、さまざまな企業さまとタイアップをして、記事を制作、発信しています。企業さまが抱える課題に向き合い、子育てメディアとして培ってきた知見をもとに解決のお手伝いをしています。
今回ご一緒したのは、大手電機メーカーのパナソニックさまです。同社は2019年5月にベビーモニター「KX-HC705-W」を発売しましたが、まだまだ日本では馴染みが薄いツール。それだけに使いやすさについてユーザーがどう思っているのかは正直不安なところです。そこで事前に5人のママに使ってもらい、感想座談会でざっくばらんにお話する企画を実施しました。
当初は不安を感じていたけれど、使ってみたら想像以上に便利だったというリアルな声を記事として公開しました。
果たして効果はどうだったのでしょうか。記事の社内での評判も合わせてパナソニック株式会社の近藤さまに語っていただきました。
日本の育児習慣の変化を見て、ベビーモニターの販売をスタート
当社は、スマホと家電をつなげ、ご自宅のセキュリティーをサポートする「スマ@ホーム」を展開しています。既存商品には、屋外カメラやペットカメラがあり、ご好評いただいています。
「家を見守る」がテーマですから、ご自宅の防犯はペット見守りだけでなく、大切な赤ちゃんの様子を別室にいてもチェックできるベビーモニターもラインアップに加えたいと思っていました。
しかしなかなか実現できなかったのは、海外との育児習慣の違いでした。海外では、赤ちゃんは別室でひとりで寝ることも少なくありません。この状況では親は別室にいる子どもの様子が気になるため、ベビーモニターの需要が生まれるわけです。
対して日本では、人力で赤ちゃんのお世話をするのが当たり前との考えが強い。寝かしつけ後に家事や仕事をするときは、ツールに頼るのではなく家族の誰かが赤ちゃんの様子を確認するケースが多くなっています。
しかし近年は、日本の子育て事情が変わりつつあります。食洗機やお掃除ロボットをはじめとした便利家電を活用したり、ベビーシッターや家事代行サービスを利用するご家庭が増えています。それらの情報を発信する記事やSNSでの投稿をよく目にします。
家族だけで頑張る育児から、周りを頼る育児をする方向に変わりつつある。日本の家事、子育て環境の変化を感じ、国内でのベビーモニター販売に踏み切ろうと思いました。
ベビーモニターでゆとりのある生活を提案するため、簡単に接続できて安定した通信を維持したり、赤ちゃんが目を覚ますと自動で「おやすみ音」を流したりする機能を設けました。
情報発信では、「広さ」と「深さ」の2つの軸を大切にしたい
とはいえ、ベビーモニターの利用が一般的ではない国内で販売するには、商品の魅力をどうやって発信するかが課題でした。
店頭やネットで見つけて「こんな商品がある。便利そうだな」と感じたとしても、実際にベビーモニターを使い、生活がどう変わったのかの口コミが全くない、もしくは数が少ないと不安を抱きます。結果、購入には至りません。
当社における販売数の割合を見ると、店頭販売がECを上回っています。ベビーモニターのユーザーさまは赤ちゃんを持つ親御さんですので、外出に制約があるはずです。家電量販店に出向いてカタログを手にするよりも、ネット経由でベビーモニターの機能を調べると考えるのが自然です。
いまや子育てに関する情報をネットで手に入れる時代ですからね。オンラインでの訴求に力を入れるべきと判断しました。
ネットの利点は、商品の概要や機能を書いたテキストのほか、利用シーンを撮った動画を発信すれば、一度にたくさんの人の目に止まること。これは情報発信の「広さ」と言えます。
しかしそれだけでは足りません。商品を実際に使ったリアルな感想もお伝えする必要があります。同じ悩みを持った人がご自身の状況を重ね、「このツールを利用すれば、生活がより良くなるかもしれない」と感じてもらえるようなコンテンツが理想ですね。カタログやスペックだけでは伝わりきらない商品の魅力を紹介する、情報の「深さ」も意識していました。
コノビーさんは子育てに特化したメディアとして、高い人気があります。以前から私も記事を読んでいますが、子育て中の親御さんの日々が臨場感をもって描かれている。「育児のリアルを上手に伝えるメディアだな」と感じていました。子育て当事者の気持ちは私たちよりもずっとおわかりですから、どのような記事すればターゲットに響くのか、届け方をご存知です。
ペットカメラでは、ペット専門メディアさまとタイアップし、販売数を伸ばしました。その経験から、特定の分野に詳しい方の知恵をお借りした方がいいと感じていたんです。
コノビーさんなら、ベビーモニターを必要とする方たちに響く記事をつくっていただける。そう思い、ご一緒することを決めました。
「カメラが自分の分身みたい」リアルな声が嬉しい
コノビーのご担当者さまとお話する中でいただいたご提案が、座談会形式で記事を発信することでした。
インタビュー形式だと、聞き手からの質問に回答するという環境で緊張してしまい、うまく答えられないかもしれません。力んでしまって、本心をうまくお伝えできないおそれもあります。
対して座談会形式なら、近い立場の方同士が互いの発言に共感しながら、思ったことを言えるメリットがあると感じていました。「人が何人か集まり、楽しく話しているときにこそ本音が出る」と私は思っていましたから。使ってみて良かったところだけではなく、改善が必要だと感じるところも余すことなく伺えると思ったんです。
当日お集まりいただいたのは、0歳のお子さんを持つ5人の女性。お子さまの月齢が近いママ同士ということもあり、会場には和やかな雰囲気が漂っていました。私は現場で進行役を務めていましたが、楽しかったですよ。笑顔があふれて、互いの話に「そうそう」「わかる!」と共感し合う。そんなムードですからね、本音がどんどん飛び出しました。
「カメラが自分の分身になった感じだった」「いつも赤ちゃんの様子が分かる安心感が大きい」といった言葉は、子育ての当事者からしか出てきません。「このようなことを感じられていたんだ」とハッとすることばかりでした。
接続しやすさやおやすみ音を評価いただいた一方で、「音が大きい」という改善点をお伺いすることもできました。
製品を販売するにあたり、メーカーとしてさまざまな想定をします。それでも、育児中の親御さんの目線まで引き上げるのは難しい場合があります。座談会では、当社だけでは気づけなかった「生の声」をダイレクトに聞けたのが嬉しかったですね。
記事は社内で高評価、販売数は増えた
座談会では、「ベビーモニターのクチコミが少なくてどれを選べばいいかわからなかった」という発言がありました。「マンション住みで赤ちゃんからの距離が近いため、モニターなしでも大丈夫」と話す方もいらっしゃいました。
それでも、実際に使ってみると考えが変わるんです。クチコミは大切だとあらためて感じました。ユーザーさまからの声多いほど、これからベビーモニターを購入しようとする方にとっては、判断材料になるわけですから。
たとえば冷蔵庫や洗濯機のように、誰もが小さいときから使い慣れている家電と違い、ベビーモニターは使用シーンが思い浮かばない人が多いはずです。それに、なくてもどうにかなるツールだからこそ、利用することで生活がこんなに便利になったという明確なメッセージを込めないと購入につながりません。コノビーさんの記事を読むと、購入後の生活が思い浮かび、子育てがゆとりが生まれると思えます。
おかげさまで、記事公開後にはベビーモニターの販売数が伸び、社内では喜びの声があがりました。それまで自分には必要ないかなと思っていた人や、購入を迷われていた方を後押ししてくれたのだと思います。当社が意識していた、情報発信の「広さ」と「深さ」が両立できたと思える結果でした。
記事の内容についても、社内の評価は高かったですね。特に開発部のメンバーは喜んでいました。普段はユーザーから使用感をダイレクトにお話される機会が少ないので、前向きな感想を聞けて嬉しそうでした。座談会の場に開発メンバーを呼ぶべきだったかもしれませんね。
販売サイドでは、ママたちからの反応を店頭POPに反映しようとの話も出ています。今後、商品開発する際にも反映できます。当事者からの意見にはそれだけの価値があるんです。
さまざまな切り口でベビーモニターの良さを紹介したい
でも、ベビーモニターの良さについては、もっと訴求できることがあると思っています。座談会の記事だけには盛り込みきれていないので、今後もコノビーさんとご一緒して、コンテンツをつくりたいです。
前回は「ママ」という広いくくりでベビーモニターの良さを話し合っていただきましたが、もっと別の視点で記事をつくるのもありだと考えています。
たとえば、居住環境や家族構成によって利便性を感じる機能は違うと思うんです。戸建てに住まわれている方であれば、電波が2階にもスムーズに届くこと、きょうだいが多い方なら上のお子さんと過ごすのに邪魔しないサイズが良いと感じられるかもしれませんよね。
ユーザーの状況をもっと細かくわけ、さまざまな切り口でベビーモニターを評価したいと思っています。
ベビーモニターの魅力をもっと世の中に伝え、親御さんの生活をゆたかにするツールとの認識が広がるよう、引き続きよろしくお願いします。
パナソニック株式会社さまとのお取り組みの記事は、こちらよりご覧いただけます。
いつでも見守れる安心感がすごい!ベビーモニターはママの”分身” | Conobie[コノビー]
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