子育て世代向けのプロモーションで把握すべきポイントをまとめました

子育て市場は年々拡大しており、子育て世代向けのビジネスが注目されています。
今後も市場の成長が見込まれる中、参入する会社が増えている一方でお悩みの数も増えているのが実情です。

子育てメディアConobieを運営する当社には以下のような声をよくいただきます。
  • 子育て世代向けのプロモーションに取り組んでみたいけどポイントが分からない
  • 競合と差別化できるプロモーションがしたい

今回は子育て世代向けのプロモーションにおいて把握しておくべきポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

ポイント①:子育て世代向けプロモーションの特性を理解する

最初のポイントは、子育て世代向けプロモーションの特性を把握する事です。
子育て世代向けのプロモーションを実施する際は、以下の3つの特性を理解しておく必要があります。

  1. 親と子ども 両者のニーズを訴求する
  2. 口コミの拡散を狙う
  3. 最新のトレンドを理解する

1. 親と子ども 両者のニーズを訴求する

子育て世代向けの商品を扱う際は、親と子どもの両者のニーズを訴求するべきです。
親に向けた訴求をするだけでもある程度有効ではありますが、子どものニーズにも訴求することが大切です。

実際に子どもが購入する訳ではなくても、子どもが「欲しい」と言った商品を親が買う場合もあります。
つまり、親が欲しいと思わなくても、子どもが欲しがっているから購入されるケースも見られます。

2. 口コミの拡散を狙う

子育て世代向けのプロモーションにおいては、口コミの拡散を狙うことが重要です。
子育て世代は、他の世代よりも口コミを参考にしやすいという特性があります。

子育て世代の主な情報源はインターネット、または知人のパパ・ママであり、両者ともに商品を使ったことのあるユーザーの声が重要な情報となります。

子育てに関わる基本的な情報収集は子育て情報のWebサイトから、最新のトレンドはInstagram、TwitterなどのSNSが中心です。

口コミで拡散してもらう事を前提に、購入後のユーザー行動まで考えた商品設計と情報発信が大切となるでしょう。

3. 最新のトレンドを理解する

子育て世代向けプロモーションにおける最新のトレンドを理解しておくことも大切です。
SNSの活用は近年では当たり前になっており、情報を届ける手段として無視することはできません。

また、子育てに関わる感覚の変化も時代とともに変化しています。
例えば、昔であれば「母親は家事・育児に専念すべき」という考えが一般的で、「子育て=女性」のイメージが浸透していました。しかし、近年は働くママ世代の増加や、育児をするパパの増加で上記のイメージは徐々に薄くなってきています。ママ向けだけではなく、パパ向けの訴求も必要になってきたと言えるでしょう。

「子育て世代になる年代」も変化しており、近年では第一子が生まれる母親の平均年齢が30代になりました。ターゲットの年齢幅が広くなっていることを認識した上でプロモーションをすることが大切です。

ポイント②:ターゲットペルソナを明確に設定にする

ターゲットのペルソナを明確にすることは非常に重要です。
ペルソナとは、ターゲットとして想定するユーザー像を意味します。

ペルソナの設定が重要な理由は、「子育て世代」と一口言っても多様なユーザーが存在するためです。
例えば、「子ども」向けの商品であっても、ユーザーが小学校低学年か幼児かで打ち手は変わってくるでしょう。ユーザー像を明確にすることで、適切な施策ができる可能性があがります。

ペルソナ設計の際は、まず以下のような代表的な切り口を考えてみましょう。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 趣味
  • 今後のライフプラン
  • 最近購入したサービス

ペルソナ設計の際、「具体的なイメージが浮かばない」「都合のいい架空の人物像を設計してしまう」など、思うように設計を進めることができない場合もあります。このような場合はユーザーインタビューをおすすめします。

購入経験のあるユーザーに

  • 基本情報(年齢、性別、職業など)
  • 何に困っているのか
  • 何が購入のきっかけになったのか

などヒアリングをし、実際に存在する人物を元にペルソナ設計をしてみましょう。

まだ商品が発売前で、これから新しい製品を作る場合は、試供品を提供したモニター調査や、ベンチマークにしている他社商品に関するインタビューを実施すると良いでしょう。

ポイント③:適切な広告媒体を選ぶ

3つ目のポイントは、適切な広告媒体を選ぶことです。
どれだけいい商品を作ったとしても、商品の存在を認知してもらわなければ、ユーザーが購入することはありません。

広告媒体には様々な種類が存在し、代表的なものは以下があります。

  • オフライン広告
    • テレビCM
    • ラジオ広告
    • 新聞広告
    • DM
    • 看板 など
  • オンライン広告
    • バナー広告
    • メール広告
    • 記事広告
    • ディスプレイ広告
    • SNS広告 など

どの媒体が適切かは、商品特性やターゲット、流通チャネル、予算によって変わってくるので、自社の状況や商品に合わせて選択すると良いでしょう。

また、近年はオンラインによる訴求が主流になってきています。

こちらの記事にオンラインでユーザーに訴求する方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

[最新版]子育て世代にオンラインで訴求する方法をまとめました!

子育て世代にオンラインでアプローチする方法は?子育て世代マーケティングにおけるオンライン施策が分かります!Conobie Biz magazine編集部がまとめました。

business.conobie.jp

 

おわりに

ここまで子育て向けプロモーションにおいて把握しておくべきポイントを解説してきました。ポイントは以下の3点です。

ポイント①:子育て世代向けプロモーションの特性を理解する

まずはじめに、親と子どもの両者のニーズを考えましょう。
口コミの拡散を狙った戦略と、最新のトレンドの理解も重要です。

ポイント②:ターゲットペルソナを明確に設定にする

「子育て世代」や「子ども」を画一的に考えるのではなく、具体的なユーザー像を設計してみましょう。

ポイント③:適切な広告媒体を選ぶ

自社の状況や商材特性に合わせて適切な広告媒体を選びましょう。
近年はオンラインでのアプローチがおすすめ です。

これら3点のポイントを押さえ、子育て世代向けのプロモーションを行っていきましょう。

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